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2023.10.12 Thursday
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すずめの今昔
(成巽閣 http://www.seisonkaku.com/) |
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糸目取りの講習会
2004.08.24 Tuesday
金沢市学童保育連絡協議会が主催する「親子凧揚げ大会」が
来月23日に開催される。 一昨日の22日 親子で作った一畳凧と三畳凧の糸目取りに行って来た。 あらかじめ絵を仕上げた物に竹を張り 糸をつけ 調整 仮揚げまでの作業をした。 今年が7回目の大会である。 毎年子供たちは自分だけの凧を作っているが 大きな凧を作るのが2回目か3回目の父兄ばかり。 初めてのグループもあったが どんな絵を描けば空に映えるか等の注意点は話してあったので とってもダイナミックな絵柄や色使いをしてあった。 各グループには7?8人が参加していてやる気満々。 小学校の体育館に大きさは違うけど4枚の凧を 同時進行で糸目を取るのは大変だった。 大きさは違っても基本的な作業は同じなのだが 凧が大きいと言う事で「分からない」の連発。 4隅に離れているのであちこちから 「分からないコール」が飛んでくる。 その度に主人が走り回る。 勿論私もサブとして走っているのだが やはり私よりも主人の方が人気があり引っ張りだこ。 地元の新聞社・ケーブルテレビなどの取材も入り メインは学童保育の父兄なんだけど・・・ 走り回る私等を捕まえては 質問攻めで迷惑な事ばかり。 とうとう聞かれたくない事を聞いてきた。 「全て終わり 揚げるのは何時ごろになりますか?」 と聞かれても私の方が聞きたいくらい。 どうしても今夜の放送に使いたいと言うので 父兄がやらなければ意味はないのだけど 急遽 私が三畳凧の糸目をとる事にした。 「一寸法師」の絵を描いた三畳凧が 3階の校舎の高さくらいに揚がった。 「有難うございました。締め切りに間に合いました」 カメラマンが深々と頭を下げて走って帰った。 家に帰って主人が言った。 「疲れたなぁ。一年一年疲れを感じる・・・」 私も同じような気がする。 ねぇ お父さん! 広い体育館をあちこちからのコールがある度に どれくらいの距離を走り回ったと思う? 大きな凧の会なら人手もあるけど うちは私と二人しかいないんだから・・・ 二人でする講習会の回数や人数は 決して少なくないと思うよ・・・・ 凧の楽しみを知ってもらう為に 続く限り二人で頑張って行こうね。
初めて外国人への講習会
2004.08.02 Monday
7月20日のこと。
私の住む市がアメリカのコロンビア市との国際交流で 17名の中高生を受け入れた。 10日間の日程の中で「日本文化」にふれるという事で 凧作りをして欲しいと依頼があった。 「アメリカ?英語を話せません。」と言うと 英語を話せる職員を2名派遣してくれるという事で安心した。 最初に和紙に思い思いの絵を描いてもらった。 今までかなりの数の講習会をしてきたが 日本の中高生は経験がないので比べようがないが やはり大陸に育っているからか描く絵がダイナミック。 使う色も原色をうまく取り込んで 凧絵としてはとってもはっきりした物に仕上がった。 遠慮がちに英語で聞いてくる。 「ヘルプ」は分かったけど・・・ そのうち私が英語が全くダメだと分かったのか 「ドウモアリガトウゴザイマス」 「ワカリマセン」 「コレデイイデスカ?」 「オシエテクダサイ」 ・・だったら初めから日本語で話してよ。 作り終わって凧を揚げようと外に出た時には 「アガル?ドキドキダワ・・・」なんて話しかけられた時もタジタジ・・・ 日本語で言えば良かったのだけど 通じなかったらどうしよう・・・ 分からなければ身振り手振りで伝えればいいのだ。 こんなに簡単にコミニュケーションが取れる事を忘れてた。 私は心配そうに話しかけた子に 「OK!」と親指と人差し指で輪を作って にっこりと笑顔も作って伝えた。 そして私の頭一つくらい大きな背丈の子の肩を かなり高く手を上げて「ポン」と叩いた。 生憎のお天気で凧を揚げるには風が強すぎた。 「走らないで下さい」と言ってもらったが やはり凧を持ったら走る事に決めてるみたい。 これは日本もアメリカも同じなんだと思った。 殆んどの凧が折からの強風で破損した。 日本の文化にふれたと言うにはあまりにも可哀想だと思い 全員の凧を持ち帰って修理して届ける事にした。 引率の3人の先生方も凧作りを凄く喜んでくれた。 言葉が通じなくても色々な表し方はあると思うが 私達のようなチンプンカンプンな人間は困る。 中学・高校と6年間も英語を学んで来たけど 私達の頃は受験目的の教育だったような気がする。 主語と動詞がどうのこうのとと言うことばかり詰め込まれて。 もし今回のように外国人に教えることがあったなら 電子辞書みたいなものを持っていこうと思った。 |