すずめの今昔
加賀百万石の前田家の所蔵品を保存・管理している成巽閣(せいそんかく)で江戸時代末期・元禄年間に『婦くらすずめ』と言う凧が揚がっていたと書かれた古い文献に出会い それを基に再現しました。

(成巽閣 http://www.seisonkaku.com/)
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来月8日の講習会に向けて
24日に私の通う病院の職員研修で行った「干支の凧」

8日に仕上げの作業をする前に私の方でしておきたい箇所があり
彩色した凧紙を持ち帰った。

染料が滲まないようにマジックで縁取りをしてあるが
やはり筆に染料を付けすぎはみ出した所が気になる。
それと染料の飛び散りも気になった。

その箇所に家庭用の漂白剤を綿棒につけて
注意しながら脱色を試みた。

気を抜いていると漂白剤が広がって
消えなくてもいい所まで消えてしまうので神経を使う作業である。

ボンドをつけて竹を貼りたい所だが
ボンドが乾かないうちに糸をつけたり反らせたりすると
仕上がりが良くならないので両面テープを使うことにした。

紙の裏に竹を貼り付ける場所に鉛筆で印を入れる。

反り糸・糸目の糸・シッポ・揚げ糸などの準備もした。

さて当日はまさか「糸を縛れない」なんていう人はいないだろうなぁ・・

先生は手術した所を縫ってるから大丈夫だろうなぁ・・・

一寸心配なのは可愛い受付嬢なんだけど大丈夫と思いたい私。。。
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静岡県・細江町で凧揚げ♪
会場は一寸伸ばせば山に手が届きそうなのどかな所。

自然が一杯で慌ただしく暮らしている私達には
休憩している時には ホッと一息つけるくらいの癒しの空間を感じることが出来た。

しかし凧を揚げ始めると気を抜けない一日でもあった。

開会式が終わると凧揚げをせかすような風が吹いてきて
それじゃと準備にかかる。

凧を揚げ始め気をよくしてると不意をつかれる様に風向きが代わる。
あちこちの空で凧のお祭りが見られた。

一日中 風に振り回され てんてこ舞いをしながらの凧揚げだった。

来年からはこの細江町も浜松市に合併だそうで
細江町としての凧揚げは 最初にして最後の第一回目だそうである。

日頃ネット上にお邪魔している凧友にも沢山会えて
自然の中でのお喋りも楽しいものだった。

北陸ではこの時期お目にかかれないようなお日様がまぶしく
目を手で覆いながら空の凧を見上げていた。

油断していると空から凧が降ってくる光景もあり
手をヘルメット代わりに頭に持っていったりで忙しい一日であった。

少し快方に向かっていた花粉症が再発したのも辛いが
あまりに歩き・走り回ったお陰で他の病もお出ましになった。
お陰で今日は朝からリハビリに。

これからは どんな風にもしっかりと空に張り付いて
ビクともしない凧を作ってもらわなくてはならないと思った。

細江町関係者の皆様
そして参加された凧友の皆様 世話になりました。
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来年の干支
そろそろ来年のお正月用の凧の講習会をした。

場所は何時もお世話になっている整形外科の職員が対象。

月に2回は水曜日は半休にして
職員の研修会をしているこの病院。

今日と再来週の二回で凧作りの研修をする事になった。

何時もは白衣姿の先生や看護士さん達は 
今日は私服なので見違えるようで人が違って見えた。。

来年の干支は酉ということだが
時間もないという事で私が予め絵を描いて行った。

そこに染料を塗って 2週間後に凧の組み立てをする予定。

随分前からお世話になっている病院なので
先生はじめ奥様や職員の方とも顔馴染みなので
和気あいあいと作業が進んで行った。

先生は以前にも凧を作ったり揚げたりはしていらっしゃるので
いくつかの質問をされた。

「和紙は染料を入れると滲むけど 今日のはどうして滲まない?」
「この染料は何処に売っているの?」
「この紙はどんな紙?」

滲まないように輪郭をマジックで書いてあることや
染料はお友達から頂いた事をお話しすると
「そうか・・・良い色だよね・・・」と納得してくださった。

昨年先生に差し上げた凧はロウを使って滲まないようにしていた事を話すと
「色々試行錯誤をしているんだね」と興味深げだった。

2週間後の組み立てが楽しみだと職員が口々に言っていた。

時間を合わせてお正月に凧揚げをしたいと言う声もあり
こんな要望が出るなんて・・・・講師冥利に尽きることである。
凄く意義のある講習会だった。

この凧を揚げたい!なんて言われると
凄く嬉しいものである。

たいていの人は飾るだけだと言うから・・・

でも先生はご夫婦で毎年差し上げている凧を揚げていると言う。
今年のお正月は風が強すぎて大変だったらしい。

来年は自分で作った凧を揚げるぞ???

全員で「エイ エイ オ??」をしていたわ・・・・

何時もの病院では到底想像できない雰囲気があった。
| 干支の凧 | comments(0) | trackbacks(0) | |
山越えをして行きました(14日の講習会)
途中は「クマ」が出てもおかしくないくらいの県境の山道を
ひたすら走る事1時間40分。

勝山市の某小学校に到着した。
一車線の道路なのでその辺を考慮して6時半に出発し
講習会場の勝山市の某小学校に到着した。

田舎の地域性なのか9時からの講習会なのに8時には人が集まってきて
車の中で休憩しようと思ってたのに役員の人が気を使いとうとう校長室に通された。

時間が早かったけど
かなりの親子が集まっているようなので体育館の方に行った。

低学年はカエルの凧(30人)
高学年は角凧   (25人)

一番心配していた事は角凧の紙が破れていないかということ。

大丈夫だったので一安心。

原則として親子ペァの参加という事だったので
進め方はマズマズだと思っていたが・・・

どっこい 主人が担当した高学年の角凧の方がかなり大変だったよう。

これも田舎と言う土地柄か 凧を作ったことがある人が(親)
かなり多かったらしく ろくすっぽ説明も聞かずに先走るので
一時は収拾がつかなかったらしい。

それでも制作を終え グランドに出た。
大きなグランドにはトラックのラインが引いてあったので
数人ずつ並んで走る事にした。

各々の作った凧を満面の笑みで喜び合う親子が疲れを忘れさせる。

驚いたのは上手く揚がらないお友達を励ましていたこと。
揚らないと言うよりあまりスピードを出して走るので走り方を教えている。

沢山の講習会に行っているが こんな光景を目にする事はなかっただけに
思いやりの心が備わっているんだと実感した。

30分も揚げた頃に解散になった。

数年前に地元の大きな大会を観光で見に来ていた人が
この学校の校長先生だった。

当時は同じ区域の中学校に赴任していたと言われた。

大会の時に私たちの所に来られ
熱心に凧についての質問をされたので名刺をお渡ししたことから
講習会を引き受けることになった。

最近の子供に失われた何かを探している。
その何かが凧作り・凧揚げから学べれば良いと思うと仰った。

一寸 距離的に遠いと言う感はあったが
そんな校長先生の思いに少しでも役立てば
子供達の為になると思わされた講習会であった。
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教員の土曜スクール
教員研修のための凧作りだった。
担当の先生が理科の先生だったのでテーマ依頼があったらしい。

それなりにご要望の件を説明した主人。
でもやはり航空力学とか・・・抗力とか・・・
質問を受け付けたが何にも言わないので主人の一人舞台。
全く必要の無いテーマだったみたい。

「これから作る凧で色々な事を先生自身が発見して下さい」ということで
凧の制作にかかった。

大人だから・先生だから・と言うのは当てはまらない人もいたりで
楽しく作り 揚げることが出来ました。

風が無かったので走ってもらった。
まるで子供と一緒で歓声を上げて他の人の凧を見ながら走る 走る。
「揚げている自分の凧が見えないよ??」と言う声も。

さてこちらが準備して言ったテーマに
先生方は殆んどが釘付け状態だった。

   「牛乳パックで紙漉きをして凧を作る」

本当に出来るのですか?
どんな厚さの紙になるんですか?
破れないのですか?

授業で葉書を作らせたと言う先生も数人いて
紙漉きにはとっても興味があったみたい。

質問が続々来て時間が足りなくなるくらい。

凧作りが本題だったけど紙漉きの方に興味があったみたいで
此方としては作戦がOKだったと実感した。

どこかの学校がするかしないかと言う事は別にして
興味を持ってくれた事は嬉しかった。

参加者の中には「以前学校に来て頂きました」とか
講師の名前を見て参加しましたと言う人が数人いた。

申し訳ないけどこっちは顔まで覚えていなくて恐縮したが・・

でも今回は喋る事が専門の先生を前にして
主人が20分くらい講義したのには脱帽した。
(主人の名誉の為に書いておくが 紙漉きの話は別にして)

会社でも立場上 話す機会はあると思うが
相手が教員と言うだけに・・・どうなることやらと心配もしていた。

私は聞いていたけど特別話の仕方に変なところも無かったし
凧の歴史・紙・竹・などの話も織り込んでいた。

    「凧がなぜ揚るか?」

先生方は童心に帰り楽しみながら各々が感じたと言う。

凧の原理みたいな話を 初めて凧を作る人に説いたって
分からないような気がする。
そんな事に興味のある参加者がいれば
また違った展開になっていただろうと思う。

参加者の中でこれを機会に 熱心に凧にハマッタ先生がいれば
そのうち研究発表する日が来るかもしれない。
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