すずめの今昔
加賀百万石の前田家の所蔵品を保存・管理している成巽閣(せいそんかく)で江戸時代末期・元禄年間に『婦くらすずめ』と言う凧が揚がっていたと書かれた古い文献に出会い それを基に再現しました。

(成巽閣 http://www.seisonkaku.com/)
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八日市で

昨日27日は滋賀県の八日市(東近江市)で凧揚げ大会がありました。

数日前から悪かった私の体調もほぼ回復し朝の5時出発で8時少し前に会場入りしました。

風が良いのでジッとしておれず車から大急ぎで凧を降ろしました。

「すずめの学校」と名づけた50枚の連凧は気持ち良さそうに
八日市の空に張り付いていました。

GWには埼玉県の庄和町でも揚がってくれたこの連凧。

会場では揚がるとアマチャのカメラマンがどっと押し寄せてきて
背中でシャッター音を感じます。
昨日もそうでした。

夫の手元をしているのでカメラを持っていては邪魔になるので
私は画像が良くありませんがいつも携帯で撮ります。
| 東近江(八日市) | comments(0) | trackbacks(0) | |
八日市の100畳敷きの大凧
もう少しで揚がります
これから数秒後に

凧の上下が反対になって落下

八日市の大会のメインは何と言っても愛知川(えちがわ)の河川敷で行われる国の選択無形民族文化財の100畳敷きの大凧。

この凧の特徴は「判じもん」と言われる凧で今年は凧の下部には朱色で「誓」、上部には「飛び魚」が描かれていました。

3年に一度作られているので昨年と同じ「非戦の誓」の凧です。

飛び魚を『飛=非、魚=ウオ=War=戦』となって
併せて「非戦(飛・ウォ=戦)の誓い」となります。

 (写真の上)
まさに今から飛翔しようと凧の頭をサスマタで持ち上げスタンバイをし始めた所です。

 (写真の中)
良い風に乗って100人以上の揚げ手によって離陸したのを誰もが拍手で祝福したのに数秒後には・・・・・

 (写真の下)
凧がグルッと回転し上と下が逆転してしまいました。
この時は凧は殆んど私の頭上に位置していたかに思えたので
「何か変 どうしたんだろう?」と思いながらシャッターを切った。
態勢を立て直すことも出来ず そのまま雑木林にまっ逆さまに墜落。

会場から「あ??ぁ」とどよめきと失望の声が聞こえました。

大会の参加者が揚げていた小さい凧(新聞紙半分くらい)と接触したらしいです。

100畳もあるから小さい凧くらい・・・と凧を知らない方は思うかもしれないけど
凧は大きいけど小さい凧の影響をもろに受け負けてしまいます。
大きいだけに向きを変えるのもそれはそれは大変なことで先ず不可能に近い。

この凧は本当に不運な凧で
去年は揚がったかと思ったらほぼ真ん中で畳み込むように壊れました。

それを修復して今年に挑戦した凧だっただけに
殆んどの人は飛翔を去年以上に期待したはずだと思います。

そんな事で空に鎮座した画像は撮れませんでしたが
また来年に期待しようと思った一日でした。

でもとっても残念でした。

マナーを守って凧を揚げましょう。
| 東近江(八日市) | comments(0) | trackbacks(0) | |
凧揚げ大会で怪我だって
昨日はお隣の県で凧揚げ大会があった。

私たちは参加していなかったので直接見た訳ではないが
凧揚げで怪我人が出たらしいことが新聞に書いてあった。

昨日は不安定な天気で安定しない風が吹き
揚げた凧が空中でバランスを崩し近くにいた人の頭部に落下したらしく
20針も縫う大怪我をしたらしい。

天候不順は誰にも責任はないが
突然風向きが変わることなどを考慮して揚げることが重要課題だ。

私たちは色々な人たちに凧作りや揚げ方などを指導しているが
この風では無理だから揚げない様に言っても聞いてくれない人がいて困る。

凧は風がなきゃ面白くないと思っている人が殆んど。

でも強風に耐えうるような構造に作られていると言っても
揚げる技術が伴わないととんでもないことになり
「自分が怪我するのなら仕方がないと思うが他人に怪我をさせることにもなるから揚げないで下さい」といくら言っても聞いてくれない。

そういう人たちには絶対次回からは教えないでおこうと思っているのだが
凧の面白さにはまった人が多く断りきれないことが殆んどだ。

来月あたりに講習会を頼まれている二つの団体はまさにそんな人たち。

「誰かが怪我をしたりさせたりしたらもう次回からはお断り」と言っているのだが幸か不幸か怪我人が出ていないので・・・・・仕方がない。

私たちを指導者として頼んだのに言うことを聞いてくれないのには
本当に困ってしまう。
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庄和町の100畳


昨年に続き今年も庄和の大凧に魅せられて行って来ました。

この凧の歴史は相当古くその昔(260年ほど前に)僧侶が巡拝の折に
養蚕の盛んなこの土地で養蚕の豊作占いとして凧を揚げて占ったらどうかと提案され翌年から凧を作り始めたと伝えられているそうです。
(この時は今ほどの大きさではなかったらしい)

現在の凧の大きさは縦15m 横11m 重さ800kgの威容を誇り
子ども達の出生・健康・幸福な成長を大自然に向かい
大空から祈念する信仰的な行事にもなっているそうです。

写真の上は出番を待つ大凧で
下は骨の太さが分かるかなと思って撮って見ました。

強度を保つために成人女性の腕くらいの太さの丸竹を筋交い骨にして組み立てられています。

縦横の竹は幅5センチ強の割り竹を2枚重ねて和紙で巻き骨にしています。

竹の交差している所から出ている糸目糸をまとめて有るのを見ると
まるで大蛇がくねっている様に見えました。

去年までは私たちは揚がっている凧の勇壮さを見たいと思い
かなり離れた場所から見ていましたが今年は一緒に凧を運ぶところから参加させてもらいました。

参加するには万が一事故にあった時のために届け出が必要でした。
そして決められた「ハッピ」若しくは「大凧保存会」と書いた
手ぬぐいを見えるように身に付けると言うものでした。

3日の午前中に一度揚がっているこの凧。
5日の本番では風が安定せず時折10mほどの風がある中
瞬時を捉えて飛翔しました。

しかしながらやはり凧と風との相性が合わなかったのか
しっかり静止することが出来ず降りてきてしまいました。

プロ・アマのカメラマンがその勇姿にシャッターを切っていましたが
私は揚げ手として参加しているので残念なことをしました。

この日は某公営放送の「お??ぃ日本」と言う番組のライブで
元関取の「舞の海」さんがこの凧を揚げていました。

私たちも内灘の10周年の大会で100畳凧を制作し揚げましたが
あの時は観客の安全の為に飛び回っていたので
この感動を味わうことが出来なかったけど今回は良い経験をさせて頂きました。
| 春日部(庄和町) | comments(0) | trackbacks(0) | |