すずめの今昔
加賀百万石の前田家の所蔵品を保存・管理している成巽閣(せいそんかく)で江戸時代末期・元禄年間に『婦くらすずめ』と言う凧が揚がっていたと書かれた古い文献に出会い それを基に再現しました。

(成巽閣 http://www.seisonkaku.com/)
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スリッパがない!
 
今日は朝から市内の某児童館へ凧作り講習会に行ったんだけど
何と中に入ったんだけどスリッパがない。


職員は部屋履きみたいなのを履いてるくせに・・・・


フローリングは冷たい。

児童館は私の家から20キロほど山手にありさすがに雪が多く
児童館までは駐車場から雪道をかき分けて歩いて行かねばならない。

それくらい雪があるから館内も冷えていてそれなのに暖房も入っていない。

こんな所へ講習会に来なければならないなんて何て不幸なんだろうとつくづく思った。


それで聞いたのよ。

「ここにはスリッパがないのですか?暖房も入らないのですか?」って。

そしたら
「ないんです・・・・冷たいですか?何か探してきますか?」と言ってスリッパを二足持って来てヒーターを入れた。



「ないんです」と言いながら二足持って来るってどうよ?

最初から有ったんじゃい!

でもそれまでに冷え切ってしまって度々トイレに。


児童館へ遊びに来る人には出さないのかもしれないけど
自分たちだけ履いててどういう事よ! と思ったけどグッと我慢。



講習会が終わってから速攻で土曜日午後休診の泌尿器科へ飛び込んだら
やっぱり膀胱炎だった。

たった17人しかいない講習会で確かに細かい所まで見てあげられたけどあまりにも代償が大きかった。

材料費が診察・薬代に飛んで行ってしまいました。

いいえ お金じゃない!

この膀胱炎の辛さが耐えられない!
 なってみた人にしか分からない・・・・・・・


児童館の職員の対応のまずさだけが心に残った講習会だった。
 
でも17人の子供たちは狭い遊戯室の中を走り回って楽しそうだったのがせめてもの慰め。

写真は整理次第添付します。
| 凧作り講習会 | comments(0) | - | すずめ |
どのくらい降ってるの?って





今回の積雪状態は?とメールをいただきましたので・・・・・

金沢市内にお勤めの人の話では金沢では35センチくらいとのことですが
私の所は13日の朝起きた時は25センチくらいありました。

いつもは北陸の雪は水分を含んだベタ雪で重いのですが
今回の雪は気温が相当低かったのでサラサラのパウダースノーでとても軽く
除雪機で吹き飛ばしたいと思っても飛ばしたい方向から風が吹いて飛ばせなくて雪まみれ。

4年前に息子が転勤でこの地を離れたのをきっかけに体力が無くなった夫は除雪機を買いました。 

でも除雪機で除雪するほど降らなくて今回が初めての稼働で
色々なレバーがあって慣れないので腕や肩が筋肉痛になったそうです。


昨夜も10センチほど降ったんですが昨日スッキリ除雪してあったので今日はスコップで済ませました。

数軒隣に介護の必要な高齢者の方がいらっしゃるので二人でそのお宅の除雪もしました。

街中では除雪した雪を捨てる場所がなくダンプカーで遠くまで捨てに行く所もありますが
幸いにも我が家の前は用水が流れていてその向こうは田んぼなので雪を捨てる場所には恵まれているので助かります。

一応天気予報では明日の午前中を過ぎればお天気も回復すると言うことなのでホッとしています。


明日は市内ですが少し山手の児童館で講習会です。
児童館で凧揚げをするスペースが小さいので晴れたら外で揚げようと思っていたんだけどとてもじゃないけどこの分じゃ無理そうです。
| - | comments(0) | - | すずめ |
残念!
今年に入ってから一度も凧を揚げていない。

少し薄日が射してさて出かけようと思うと雲が広がって北陸特有の鉛色の空が広がる。


それで今日。

少しだけど雲も高く少しの時間でも揚げられそうな気がするんだけど
今年は町内のお役を拝命し夫はその引継ぎのために町会へ行ってしまった。


数年前から町内の手伝いをして欲しい・・・と頼まれてはいたんだけど
仕事はもちろんのこと凧揚げでしょっちゅう留守にすることが多いので退職してから・・・・と言うことで逃げていたんだけどやはり町会のお世話にもなっていることだしこれからもそうだろうしと思いこの時期ならと言うことで引き受けた。

私の町内も若い人もいるんだけど段々と高齢化が進み老人会が賑やかになっているらしい。

町内会の行事はたいてい休日に行われることが多いので凧揚げなどでお手伝い出来ない時のことを了承してもらったんだけどどうなる事やら・・・・・ 


午後からもこの天気が悪くならないことを願いつつ玄関で「寅」が夫の帰りを待っている。
| - | comments(8) | - | すずめ |
金沢歳時記 (しめ飾り)
 『しめ飾り』

 北国新聞より抜粋

新聞から画像を取り込みましたが上手くUP出来ません。



藩政時代は藩の用材を確保するために松・杉・ケヤキなどの木を切ってはいけないことになっていたそうで藩の閣僚のみが門松をたてることを許されていたそうです。

松・杉・欅のほかに桐・唐竹・樫・栗などの木も切ってはいけなかったそうで「七木(しちぼく)の禁」という決まりがあったそうです。


一般家庭では角松も立てることができないのでその代わりにしめ飾りが発達したそうです。しめ飾りは武家の風習で一般に広まったのは明治以降だそうです。


現在県内で作られているしめ飾り


『金沢型』(かなざわがた)
金沢市を中心に羽咋市(はくいし)から白山市(はくさんし)で飾られています。
亀をかたどり「三重(みかさね)」と呼ばれる縄を三重に巻いた形が特徴で三つの輪は親亀・子亀・孫亀の親子三代を表し家が代々続くようにという願いが込められているそうです。


『小松型』(こまつがた)
小松市が中心でしめ縄の先の部分を編み込まず華やかな紅白の御幣(ごへい)が取り付けられ串柿も飾られます。

 
『加賀型』 (かががた)
加賀市が中心で「大根じめ」と呼ばれ しめ縄の右側が太く 左側が細くなる横長の縄に差しわらと呼ばれる足が3本あり小松型と同様に串柿が飾られます。

 

『七尾型』(ななおがた)
七尾市・穴水町・能登町・羽咋市でも飾られています。
「七尾型」は「金沢型」と同じで「三重」ですが縄はやや細めで3本ある足は手前に飛び出すように立体的に取り付けられ御幣をとめる紅白の水引が特徴です。

 

『輪島・珠洲型』(わじま・すずがた)
縄は輪ではなく弓型で端から中央に向かってだんだん太くなり奥能登では輪のしめ飾りを玄関に飾らず 神棚にしめ縄を飾る家庭が多いそうです。
   

 
ちなみに私が結婚して最初にお正月を迎えたのが輪島市でした。
車のお飾り&お守りを買おうと思ったら『輪島・珠洲型』のしめ飾りと同じような形の物でボンネットを開けて両端をエンジンルームの何処かに縛り付けボンネットを閉めたような記憶があります。
実は私の実家が富山県なんですが当時富山県でも同じような物を車に付けていたように思います。

   
   
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金沢歳時記 (お正月の食べ物)

今年のお正月はお天気が悪く凧揚げができませんでした。

私たちはがいま住んでいる所は 金沢のお隣の市ですが以前は金沢市に住んでいました。
 夫が金沢生まれの金沢育ちで生粋の金沢人なので色々な金沢の文化に詳しく今まで聞いたことなどを数回にわたって書いていこうと思います。
先ず今日はお正月の食べ物です。


『かぶら寿し』

直径10センチ以上ある大きなかぶら(実が硬い青かぶ)の上と下(天と地)を切り落とし二枚くらいに切り それぞれに深く切り目を入れたかぶらを数日間塩漬けにし漬け上がったら予め塩漬けしておいた鰤の切り身を挟み桶に(写真を張り付ける)並べて甘く発酵させた麹で漬けこみます。
天候(気温)によっても漬け上がりの時期が違いますが今までの経験から麹の甘みと漬け汁の塩っ辛さがマッチしたころが食べごろだと思います。(甘味も塩味もしない時があります)
お酒の肴として・お茶うけ・食事のお伴としてもおいしくて贅沢なお漬物だと思います。
名前はかぶら寿司と言いますがお寿司ではなくてお漬物です。
鰤の代わりにサバやサーモンを挟んだものもお店に並んでいるのを見かけますがやはり北陸の冬の味覚の鰤を挟んで漬けたかぶら寿司は絶品です。
以前は私も12月になると鰤の塩漬けをし かぶらの手配 麹の発酵など手間暇をかけていたのですが最近は作っていませんが久しぶりに今年の冬は漬けてみようと思っています。


『鮒(ふな)の甘露煮』

私は作ったことがないのですが義母が作っているのを一度だけ見たことがあります。
泥を吐かせた鮒を素焼きにし 確か番茶に水あめや醤油を入れて長時間煮ていたような気がします。
記憶が定かではないのですが番茶で煮ると骨が軟らかくなると聞いたような・・・・・


『べろべろ(えびす』

寒天を煮溶かし砂糖と塩または醤油で味付けしたものに卵を溶いたものを流し込み型で固めたものです。
これは金沢ではお祭りの時にも作ります。
寒天だからカロリーも低くとてもヘルシーだと思います。
加賀のお殿様はあの時代からこういったものを食べてメタボ対策をしていたのでは・・・・・と笑ってしまいます。
ちなみに前田利家公は小柄でスリムな体格だったそうです。



『お雑煮』

近年ではいろいろな家庭の味がありますが白いのし餅を長方形に切り(金沢はどこもそうだと思います)我が家は鰹と昆布でだしを取り三つ葉やネギを散らします。
金沢ではセリを使う家庭が多いですがあの独特な苦みが小さい子供には好かれないので使っていません。
ちなみに少し離れた小松市では丸いお餅でお雑煮を作ります。


 

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